期待の大型右腕が引退へ
ちょっと残念なニュースです。
先日のプロスペクト100発表の記事でも少し触れさせていただいていたマーク・アペルが引退することになりました。
マーク・アペルは2017年11月にフィリーズをDFA(Designated for assignment )となっていました。
おそらくマイナーへアウトライトになるだろうと思っていたので、移籍先に注目はしていたのですが、残念ながら本人の意思でベースボールから離れるということに。
マーク・アペルとは
マーク・アペルは26才。
2013アマチュア・ドラフト全体1位でアストロズからピックされプロ入り。
ちなみにこの年の全体2位は現カブスのクリス・ブライアントで、全体32位(ヤンキース1巡目)がアーロン・ジャッジ。この頃はアストロズが最弱の時期。前年の2012年にアストロズは未来を信じて思い切った指名を行いました。まるで少年かと思われるような細さのカルロス・コレアを指名し、注目を集めました。スカウトにはその将来が明確に見えていたのかもしれませんね。
そして、その翌年の1位がアペルでしたから、コレア同様に将来を嘱望されてのプロ入りでした。しかも彼はスタンフォード出身でしたので、割りと早くメジャーに上がると見込まれていました。
その後、チーム事情で2015年にマイナーのままフィリーズへ移籍。当時、フィリーズの抑えを務めていたケン・ジャイルズとのトレードでした。ケン・ジャイルズは、その後、2017年のワールドシリーズにもクローザーとして登板。ただし、打たれはしましたが・・・。
フィリーズへ移籍後、肩を故障。結局、フィリーズでも活躍できずに2017年11月にDFAとなっていました。
マイナーでは2015年にトリプルAまで昇格。2014年にはダブルAまで行っていたので、その時点で上げてもよかったと思いますが、どうやら色々な事情で上がりそこねたようですね。
マイナーでは81試合に登板し、通算24勝18敗、ERA 5.06。
本人はまだ26才と若いし、新たなことにもチャレンジしたいと述べています。野球はまだ大好きだと言っていることが幸いです。スタンフォードの学士も持っているようですから、困りはしないでしょう。
ファンとしては残念ですが、本人は良い決断をしたのではないでしょうか。
しかし、欲を言えば、上で投げているところを見てみたかったなと思います。とにかく豪快な投手でしたから。
お読みいただき、ありがとうございました。
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