アツかったレイズVSヤンキース戦
現地2018年6月24日の日曜日のゲームは15試合中4試合が延長戦、そのほかにも2点差ゲームが2試合あるなど非常に緊迫したゲームが多い日となりました。
中でもアツかったのはレイズVSヤンキース戦。
レイズがリード、ヤンキースがHRで追いつく
これはヤンキースのパワー打線に対するレイズのケビン・キャッシュ監督の知恵の勝利というような試合内容でした。
レイズがリード、しかしヤンキースがHRで追いつくという、努力を一瞬で挫かれるような展開を2度ほど味わいながらも終盤以降投手が踏ん張り、サヨナラにこぎつけたという素晴らしい展開。監督は頭を使ったでしょうね!
フレイジャーのHR性の当たりが
9回表、クリント・フレイジャーが放った打球は誰もがHRを確信するほどの強い当たりで、ヤンキースが勝ち越したと思った瞬間がありました。
ところが、打球が飛びすぎてスピーカーに当たり落下、それをSSのアデイニー・エチェバリアがキャッチし、アウトに。
タンパのグランドルールではアウトなんですね!レイズ、これは助かったと思います。
もし、これがHRであれば、一気にゲームが決まっていた可能性が大でした。なぜら、G・トーレス、B・ガードナー、A・ジャッジと続いていたので、緊張感を失ってしまうと大量失点につながる流れだったからです。
そういったラッキーがありつつも、レイズはここをよく凌いだと思います。
S・ロモも好投
10回表にはセルジオ・ロモが登板。
先頭にシングルを許すも、その後は落ち着いてダブル・プレーを取るなど流れを渡しませんでした。ロモは11回にも登板し、三者凡退に斬って取ります。
このロモの2イニングの好投も光りました!
そして、延長12回表、ヤンキースは再び上位打線に打順が巡るターンで、レイズにとってはピンチです。
クロージングの投手が退場する大ピンチ
レイズのキャッシュ監督は、左腕のジョニー・ベンターズを送るも、先頭のガードナーに内野安打を打たれ出塁を許します。
さらに、ベンターズはベースカバーに入る際にハムストリングを傷めるアクシデントが発生。交代を余儀なくされることに。
これは指揮官にとっても絶体絶命のピンチです。せっかく送った有効なカードが使えなくなるわけですから。
緊急登板のヤーブローがピンチを救う
キャッシュ監督はベンターズに替えて、ライアン・ヤーブローを起用。本当は別のゲームで浅いイニングから使いたい投手ですが、ロングも行けるということで彼にマウンドを託しました。
なお、ヤーブローは、今季4度ほど2イニング目から登板するというレイズ特有のイレギュラーなリリーフを経験済み。初回限定でロモが投げるという例のアレです。実質的には先発みたいなものですね。
ヤーブローは最大のピンチにアーロン・ジャッジとディディ・グレゴリアスを内野ゴロに仕留めて2アウトに。その後、ベンチ指示でジャンカルロ・スタントンを敬遠に。最後はオースティン・ロマインを内野ゴロに打ち取り、最大のピンチを切り抜けました。
緊急降板だったにもかかわらず、ナイス・ピッチングでしたね。
そして、12回裏にジェイク・バウアーズのサヨナラHRにつながるという流れとなりました。
レイズはヤンキースをスイープしました!
ケビン・キャッシュ監督は40才と若い監督なんですが、おもしろい監督さんですね!
37才でレイズ監督に
なお、レイズの監督になったのは2015年からで、当時はまだ37才でした。現カブス監督のジョー・マットンのあとを継いだ人です。
選手時代はブルージェイズ、デビルレイズ(現レイズ)、レッドソックス、ヤンキース、アストロズに在籍し、AL東をたっぷりと経験している方です。
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