レイズの知恵
レイズのケビン・キャッシュ監督、またしても面白いことをやってくれましたね!
現地2018年7月25日、1勝1敗で迎えたヤンキース@レイズ戦のGame3で、ケビン・キャッシュ監督がまたしても奇策を実行。
レイズが6回裏に逆転
このゲーム、ヤンキースがニール・ウォーカーの犠牲フライで2回表に1点を先制したものの、6回裏にレイズがケビン・キアマイアーとC・J・クロンの2本のHRで3−1と逆転されます。
このまま終盤へ突入したという流れでした。
レイズ、8回のピンチで奇策
8回表、ヤンキースは四球とシングルヒットで1アウト1、3塁のチャンス。
バッターは右打者のジャンカルロ・スタントン。ヤンキースがもう押せ押せの場面です。
左腕から右打者対策でロモにスイッチ
ここでレイズはホセ・アルバラード(Jose Alvarado )からセルジオ・ロモ(Sergio Romo)にスイッチ。横の変化で揺さぶろうという狙いです。レイズとしてもこのピンチで無傷で済むわけがないとの覚悟も伺えます。
ロモはベテランらしく牽制をはさみながら、ジャンカルロ・スタントンのリズムを微妙に崩し、見事に2ストライクと追い込みます。
しかし、決め球のスライダーを投げ込んだものの、ここはジャンカルロ・スタントンに軍配。CFへの犠牲フライとなり、1点を反撃されます(TBR 3-2 NYY)。これで2アウト。
ロモは、次打者で右打者のグレイバー・トーレスも抑えて、1点リードのままチェンジでベンチに下がります。
9回表の守備、ロモが3Bに!
迎えた9回表、ヤンキースが左打者のグレッグ・バードから始まるということでレイズは左腕のジョニー・ベンターズ(Jonny Venters)をマウンドに。左対左で抑えようという狙いです。
そして守備位置にも変更が。なんとセルジオ・ロモがそのままゲームに残り、3Bの位置について肩を回しているではありませんか!
3Bのマット・ダフィーがSSへ、SSのウィリー・アダムスがベンチへ。
これにはヤンキースも頭に来たでしょうね。しかし、先頭のグレッグ・バードは集中できなかったのか、2Bゴロに倒れて1アウト。
ロモが再びマウンドへ
ここからヤンキースは右打者が続くということで、再びセルジオ・ロモがマウンドに。レイズの守備はマット・ダフィーが3Bに戻り、SSにアデイニー・エチェバリア(元マイアミ)を投入。
ヤンキースは次打者のミゲル・アンドゥハーがピッチャー前のバントヒットで出塁。同点のランナーです。ヤンキースも負けじと仕掛けてきました。
ヤンキースが1点差に追いつく
さらにヤンキースは代打にアーロン・ヒックスを起用。スイッチヒッターなので、レイズはどうしようもありません。ロモがそのまま登板。
アーロン・ヒックスはいい当たりだったものの、2B正面のゴロに。しかし、レイズは極端なシフトを敷いていたため、2Bのカバーに入ったのは3Bのマット・ダフィー。おあつらえ向きのゲッツーコースだったのですが、ダフィーがファンブルし、ゲーム終了どころか同点のピンチに。
ロモが逃げ切りに成功
しかし、ここからロモは落ち着いていました。オースティン・ロマインを1Bファウルフライ、ブレット・ガードナーを三振に打ち取り、ゲームセット。
ケビン・キャッシュ監督の策がずばり当たったというゲームでした。
ヤンキースはヒガシオカがマスク
なお、ヤンキースのキャッチャーはカイル・ヒガシオカ(Kyle Higashioka)が先発でマスクをかぶっておりました。今日は3打数0安打。最後は代打を送られてしまいました。もうちょっと打率が上がればいいんですけどね。今のところ、33ABで3H。Av .152。
移籍情報
レイズの選手の移籍が決まりました。
ネイサン・イオバルディーがレッドソックスへ
ネイサン・イオバルディー(Nathan Eovaldi)がレッドソックスへ移籍。レッドソックスからレイズには若手の左腕が入ります。こちらはレッドソックスのローテーションのスティーブン・ライトとエデュアルド・ロドリゲスがDLとなったため、スターター補強目的です。
先発もリリーフも両方こなしていたマット・アンドリース(Matt Andriese)はDバックスへ移籍です。Dバックスからレイズには捕手のマイケル・ペレス(25才、トリプルA)とRHPのブライアン・シェファー(21才、Class A+)が入ります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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