今日も噂のお話です。
2017シーズン、64勝98敗でア・リーグ中地区最下位に終わったタイガースはバーランダーまで放出し、現在は完全にチーム再建状態に入っています。
再建状態のタイガースの次の手
そんな中、どうやらSSのホセ・イグレシアスをトレードに出したいとの思惑があるようです。
ホセ・イグレシアスが動く?
ホセ・イグレシアスと言えば、あの守備力ですよね。
グラブ捌きと足の運びがとりわけ美しいだけでなく、特に肘から先の動きが独特でどんな体勢からでもランナーをアウトに出来る器用なスローイングをすることが可能な選手です。
素晴らしいというより美しいほどの守備力ですよね。
イアン・キンスラーもエンゼルスへ移籍し、内野の要として当然看板選手として扱うだろうと思っていたのですが、どうやら球団側は打撃に不満があるようです。
チーム再建中のこの時期に打てる選手の獲得の機会があれば、イグレシアスをトレードに出してもいいという考えのようです。(したがって、放出が決まったわけではありません)
ホセ・イグレシアスの2017シーズンの成績は下記のような数字でした。
【ホセ・イグレシアス2017成績】
130試合、463打数、118安打、打率 .255、OBP .289、OPS .657、HR 6。
少し比較してみると、、、
- 2017 ア・リーグ平均=打率.256、OBP .324、OPS .753
- 2017 600打席以上の選手の平均打率= .254、OBP .324、OPS .749、HR 20、RBI 70
- バイロン・バクストンの2017=140試合、462打数、117安打、打率.254、OBP .314、OPS .728、HR 29。
確かにホセ・イグレシアスはOPSがかなり低いです。OPSは出塁率(OBP)に長打率(SLG)が加算されるので、長打のないホセ・イグレシアスが低くなるのは当たり前です。
球団側はこの打率なら20HRの選手をという考えがあるのかもしれません。しかし、動きの激しいショートストップの打撃力を上げるよりは回りに打てる選手を固める方が戦略としては正しいと思うのですが。
ホセ・イグレシアスにはSSで華麗に捌き続けてもらうという方がファンにとってはありがたいように思います。また、タイガースのユニフォームがよく似合っていると思います。
確かに、エブリーデー・ポジション・プレーヤーなら、出塁率はもう少し頑張って上げてもらいたいですね。
まだ28才。ホセ・イグレシアスは2018シーズンも輝いてくれると思います。
(追記)
現地2018年1月17日、タイガースはホセ・イグレシアスと調停を回避して1年627万5千ドルで契約を更新しました。やれやれですが、条件が決まった後も他球団からのオファーや条件などで移籍するのがメジャー流ですので、まだわかりませんが、とりあえずはタイガースで決まってよかったです。
コメント