感動!!
現地2018年7月16日、オールスター本戦前日ということでワークアウト(調整)とホームランダービーが行われました。
今年のHRダービーは劇的でした。まさか余興で感動を覚えるとは。
勝ち残るタイプ
8人のロングヒッターが集ったHRダービー。いろいろなタイプの飛ばし屋がおりますが、フルスイングする選手よりも天性の飛ばし屋というタイプが勝ち残る傾向が強くなってきました。理由は対決形式となり、時間内で競うため体力が奪われるからです。
順番に見ていきます。上の選手が先攻、下の選手が後攻です。
1st Round
- リース・ホスキンス(Rhys Hoskins)PHI・・17 ★WINNER
- ヘスス・アギラル(Jesus Aguilar)MIL ・・12
初戦ということもあり、1番最初に打席に立つ選手は、最初の数本でボールが上がらないと焦ってしまいます。しかし、リース・ホスキンスはかなり落ち着いていましたね。この勝負は先攻がHRを量産して後攻にプレッシャーをかけるパターンでした。
- カイル・シュワーバー(Kyle Schwarber)CHC・・16 ★WINNER
- アレックス・ブレグマン(Alex Bregman)HOU・・15
この勝負も先攻がプレッシャーをかけるパターンでした。ブレグマンのあと1本という追い込みがなかなかおもしろかったです。
- フレディー・フリーマン(Freddie Freeman)ATL・・12
- ブライス・ハーパー(Bryce Harper)WSH・・13 ★WINNER
後攻のハーパーが12本のフレディー・フリーマンを追いかけるパターンに。ハーパーが13本目を放った時点で勝負ありとなりました。4分以内の決着に。
- ハビアー・バイエス (Javier Baez) CHC・・16
- マックス・マンシー(Max Muncy) LAD・・17★WINNER
こちらも後攻めが追いかけるパターンとなりました。バイエスが16本と強いプレッシャーをかける中、マックス・マンシーは時間内の追い抜きによる決着で次のラウンドへ。
SEMI FINAL
- リース・ホスキンス(Rhys Hoskins)PHI・・20
- カイル・シュワーバー(Kyle Schwarber)CHC・・21 ★WINNER
カイル・シュワーバーは化物ですね。先攻のリース・ホスキンスに20本も打たれていたにもかかわらず、追い抜きによる決着をつけました。
飛ばしすぎで30秒のボーナスタイムをゲットしていたにもかかわらず、ぎりぎり4分で21本目を放っています。いるんですね。こういうすごい人が。
- マックス・マンシー(Max Muncy) LAD・・12
- ブライス・ハーパー(Bryce Harper)WSH・・13 ★WINNER
この勝負はハーパーにあまりプレッシャーがかからない数字でしたので、1分15秒を残してハーパーが勝利しました。
FINAL
天性のロングヒッター同士の対戦となったファイナル。見応えがありました。
- カイル・シュワーバー(Kyle Schwarber)CHC・・・18
- ブライス・ハーパー(Bryce Harper)WSH・・19 ★WINNER
先攻シュワーバーが18で終了。十分にすごい数字です。なかなかのいいプレッシャーになる数字です。
焦りとか地元の声援に応えたいとの思いがあったのか、ハーパーはかなり劣勢の状態に。
残り1分を切って9本のビハインド!これはもうカイル・シュワーバーだと結構な人が思ったと思うのですが、しかし、ここからハーパーがものすごい集中力を発揮。
残り1分を切った状態から怒涛の9本を放ち、時間内にタイに持ち込むスリリングな展開に。ハーパーはボーナスタイムを獲得していました。このラリーはお客さんも大興奮でしたね。筆者も感動すら覚えました。
そしてボーナスタイムで逆転。ハーパーが見事にHRダービーのタイトルを獲得したのでした!
翌日の本戦はマックス・シャーザーとクリス・セールが先発します。2年連続の顔合わせですね。
楽しみです。
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