カブスが再びハーパー獲得に意欲
追記があります!
現地2018年12月23日は大きな動きはありませんでした。さすがにクリスマス休暇かなとは思います。しかし、MLBの年末年始はそう見せかけて結構動いたりする傾向がありますので、なかなか油断できませんねwww
ただ、マニー・マチャードはもう越年が決定。本人がじっくり考えたいようです。表題のハーパーもおそらく越年は間違いないところかと思います。
しかし、この日はハーパーに関してさらにこじれるような噂が飛び込んできました。
カブスが再度参戦したい事情
カブスのセオ・エプスタインGMはオフに入ってすぐにハーパー獲得は難しいと判断し、一旦は獲得から撤退しました。
しかし、ウィンター・ミーティングではハーパーの代理人のボラス氏と会合を持っていたんですね。可能性が低くなったとは言え、一応は話を聞いておこうかというところだったかと思います。
しかし、ここに来てやはり獲得に参戦したい事情というのが出てきました。
それはナ・リーグ中地区の様相の大きな変化です。
ナ・リーグ中地区への選手の流入
今オフはメッツを筆頭にナ・リーグ東地区がかなり目立っていましたが、ここにきてナ・リーグ中地区の様相が変化しております。
カージナルス
- 1B/RHB ポール・ゴールドシュミット加入
- LHP /RP アンドリュー・ミラー加入
レッズ
- OF/RHB ヤジエル・プイーグ加入
- OF/ RHB マット・ケンプ加入
- LHP/ SP アレックス・ウッド加入
- RHP/SP タナー・ロアーク加入
ブルワーズ
- OF/LHB ベン・ギャメル加入
パイレーツ
- OF/LHB ロニー・チゼンホール 加入
- RHP/SP ジョーダン・ライルズ 加入
現地2018年12月23日の段階でこのようなメンバーが中地区に流入してきております。
特に優勝争いの大きなライバルであるカージナルスにゴールドシュミットとアンドリュー・ミラーが加入してきたこと、レッズも2018シーズンとは違った戦いをしてきそうなことなどがエプスタインGMの心に火を付けたようです。
派手に動いてはおりませんが、ブルワーズ、パイレーツの動向も気になるようです。
レギュラーシーズンは中地区ばかりの対戦ではありませんが、お隣さん同士の対戦はライバル同士で人気も高いことから対戦カードは多く組まれますし、何よりこの中から抜け出ないとポストシーズンへは進めません。
2021年問題と並行して
カブスは2021年終了後に、クリス・ブライアントだけでなく、カイル・シュワーバー、ハビアー・バイエス、アンソニー・リッゾもFAとなり、その対応に今から準備している状況ではありますが、それと並行して肝心の2019シーズンも対応しないといけません。
今のところ目立った補強はユーティリティーのダニエル・デスカルソのみ。
ダニエル・マーフィーはロッキーズへ、トミー・ラ・ステラはエンゼルスへと出ていきました。
ジェイソン・ヘイワード
ここでちょっとカブスの2019年以降の編成を考える上で名前が上がってくるのがジェイソン・ヘイワード。2019年で30才になる左投げ左打ちの外野手。主にライトを守りますね。ブレーブス時代はいい素材が出てきたなと驚かされたものです。
そのヘイワードの現契約が2016年から2023年までの8年1億8,400万ドル。来季以降、2019年から2023年の間もこの契約が継続する限りはカブスはざっと平均して年2,350万ドル x 5年の支払いが残っております。
ヘイワードの2019シーズンの見込み成績は打率.249、HR9、打点53、盗塁5、OBP.319。同じライトでレフティー、しかもこの見込み数字なら「ハーパーを!」とGMなら思いますね。
カブスの年俸総額は9月末時点で贅沢税の基準である$206Mのラインは下回っており、$200M弱。よって余裕は$6Mほど。
ハーパーは大型契約で10年$300Mと見られていますから、1年あたりだと$30Mで、$23Mほど贅沢税の基準を超えます。
どううまく相殺するかがポイントになってきます。その相殺にジェイソン・ヘイワードが使われるのではないか?との推測です。
いずれにせよ、年俸計算には会計士がマストですね。
ハーパーの有力候補は?
今のところ、ハーパーの有力移籍先はフィリーズ、ドジャース、カブス、そしてわずかながらナッツ。
実際は、フィリーズ、ドジャース、カブスの3つが有力かと思います。
追記2019年1月17日
現地2019年1月16日、カブス監督のジョー・マッドンがハーパー獲得に関して”Close door”、つまり無くなったと明言しました。
ドジャースの事情
プイーグ、ケンプ、ウッドをレッズにトレードに出したドジャースは9月末時点で贅沢税まで$3Mほどの余裕がありました。今回は3名をトレードに出したので、ハーパー分の10年$300M、年俸$30Mの隙間は開いた状況かと思われます。
ケンプが$21M、プイーグとウッドがそれぞれ$8M-$9Mなので。
レフティーが多すぎる
ただ、ドジャースはOFコーディ・ベリンジャー、INFマックス・マンシー、INFコーリー・シーガー、OFジョク・ピダーソンと内外野合わせてですが、これ以上レフティーは要らない状況。
クルーバー>ハーパー?
よって、FA選手で高額年俸の選手を獲得するなら、インディアンスからFAのコーリー・クルーバーを選択するのではないか?と見られていますし、筆者もそうすると思います。
よって、ハーパーはフィリーズ、カブスが有力かもしれません。
上手に三角トレードを編み出すクラブが出てこない限り、そのような選択肢に狭まるのでは?と推測します。
どうなるでしょう?
2019年のこの時期、ハーパーがほかのカブスの選手とともにこのようなアグリー・セーターを着てツイートされているのでしょうか!? 注目です。
アメリカのセーターいじりは面白いです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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