カブスの秘密兵器登場
カブスがポストシーズン用に獲得した”秘密兵器”が機能していますよ!
現地2018年8月16日にロイヤルズから獲得した足のスペシャリスト、テレンス・ゴア(Terrance Gore)ですが、7試合で5盗塁を決めております!
獲得した時の記事にも書かせていただいておりますが、この人は本当に足の能力だけを買われた選手で、2017年までのメジャー4年間で、なんとヒットが1本もありませんでした。
しかも21個(2017年までの数字)の通算盗塁はほぼ代走のみで上げた数字。すごいです。
9月2日、カブス・デビュー
そのテレンス・ゴアは9月1日にトリプルAアイオワ・カブスからコールアップされ、9月2日についにカブス・デビューを果たしました!
カブスは40人枠に広がったセプテンバー・コールアップにこの選手を選びました。目論見通りなんでしょうね。
ゴアはアイオワ・カブスでは11試合に出場し、34打数4安打、打率.118、得点6、盗塁5、四球2、三振がなんと13!カブスは「やはりこいつにバットを持たせてはいけない」と改めて認識したかもしれませんね。
打撃はともかく、盗塁は本当にすごいのでちょっと見ていただきたいと思います。
スピードが違います。6日のナショナルズ戦。キャッチャーは27才の強肩、スペンサー・キーボーン。
もう楽々セーフですね。
さらに圧巻だったのが、8日のナショナルズとのダブルヘッダーのGame2での2盗と3盗。
状況としては7回表、カブスが4-3で1点をリードしている状況。前の回にナショナルズに2点を奪われ点差が詰まったので、追加点が欲しいといった状況でもあり、先頭のトミー・ラ・ステラがヒットで出塁。代走でテレンス・ゴアが起用されたというところです。
見事なチャンスメイクをしたおかげでクリス・ブライアントがスイングしやすくなったのは確かだと思います。タイムリーにつながったのも見えない効果があってのことかと思います。
還ってきた時のベンチの歓迎ぶりもよかったです。彼の仕事の素晴らしさを讃えているのがよくわかります。
残念ながら、このゲームはリリーフが打たれて敗れはしましたが、マッドン監督もこの足は使えると確信したことと思われます。三盗の時の球種がカーブだったというのを読み切った上で走っていたらさらにすごいのですが、そこはちょっとわかりませんでした。
祝メジャー・初ヒット
前後してしまいますが、同日のGame1で9回に打席に入ったテレンス・ゴア。
大負けしているし、まあ打たせてみるかというような状況でもありましたが、メジャー初ヒットも放ちました!
しかも初ヒットがマックス・シャーザーからというおまけつき。
シャーザーの「ルーキーには見えないけど、ボール取っとくの? なに? 1st hit? 」みたいな表情が印象的でもあります。
テレンス・ゴア、本当に面白い素材です。カブスにはぜひポストシーズンに進んでもらいです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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