ブレイク・スネルが快投
現地2018年9月12日、レイズのブレイク・スネル( Blake Snell )がインディアンス相手に快投を演じました!
6回までNO-NO
8月10日以来、投げるごとに勝ち星がついてきているブレイク・スネルはこのゲーム開始前までの成績が6戦に登板して6連勝。非常に勢いがあります。
この日はインディアンスとの対戦で、投げ合う相手はサイ・ヤング賞候補の一人、カルロス・カラスコ。カラスコもすでに16勝を上げております。
非常に興味深い顔合わせでしたが、今日はもうブレイク・スネルにスキがなさ過ぎて、カルロス・カラスコが目立つシーンがなくなってしまいました。
この日のブレイク・スネルは本当にすごかったです。6回までインディアンス打線をNO-NOに抑える快投ぶり。4シームのMaxが99.0mphを記録しています。
スネルの球種
スネルの他の持ち球はスライダー、チェンジアップ、カットボール、カーブなのですが、左投手でこれだけ速い4シームを見せられると変化球は手が出ません。なおかつ変化球のコントロールもいい訳ですから、打者とすればお手上げ状態ですね。
その背番号4番の左のエース、ブレイク・スネルの投球をご覧ください。
7回表に先頭打者のホセ・ラミレスにホームランを打たれ、残念ながら記録は生まれませんでしたが、素晴らしいピッチングでした。スネルは7回を投げきり、被安打1、失点1、与四球2、奪三振9でした。
ちなみにカルロス・カラスコは7回、被安打6、失点3、奪三振5でした。
レイズはケビン・キアマイアーの犠牲フライなどで3点を上げ、3-1で勝利しています。これでブレイク・スネルは今季19勝。両リーグ通じてTOPの勝利数となりました。
サイ・ヤング賞に一歩前進!
そのブレイク・スネルですが、この日の19勝目で現時点でア・リーグの「サイ・ヤング賞筆頭候補」と言っていい位置につけております。
勝ち星が2番めのコーリー・クルーバーと比較してみたところ、非常にいい勝負です。努力要素が加味されるなら、イニング数が多いコーリー・クルーバーが優位ですが、双方ともにあと2回か、3回ローテーションが回ってくるので、残りの投球内容が鍵ですね。
Year | Age | W | L | ERA | G | IP | WHIP |
Snell | 25 | 19 | 5 | 2.03 | 28 | 164.0 | 0.982 |
Blubber | 32 | 18 | 7 | 2.91 | 30 | 195.0 | 0.969 |
そのほか、ア・リーグのサイ・ヤング賞候補としては、アスレチックスのクローザー、ブレイク・トライネン、マリナーズのクローザー、エドウィン・ディアス、レッドソックスのクローザー、クレイグ・キンブレルなど今季はクローザーの名前が上位に来ております。
アウォードの行方も気になりますね。MLBは残り20試合を切って17試合ほどです。
追記1(2018年9月19日)
現地2018年9月18日、ブレイク・スネルはレンジャーズ戦に登板。5回を被安打1、無失点、奪三振5。チームも4−0で勝利し、両リーグ通じて20勝一番乗りを果たしました(20勝5敗)。
さらにシーズン奪三振200も達成。
この日、インディアンスのコーリー・クルーバーも勝利投手となり、19勝7敗。互いにあと2回の登板機会があると見られ、どうなるか。他にブルペン陣の活躍もあり、サイ・ヤング賞争い、ますます面白くなってきております。
追記2 (2018年9月25日) 21勝目
現地2018年9月23日、トロント戦に登板したスネルは6回2/3、100球を投げ、被安打3、奪三振11、無失点で21勝目を上げました!
これで8月10日から9登板、9連勝の無双ぶり!
お読みいただき、ありがとうございました。
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