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【ERA0.95!】A’sの2018PS進出の鍵を握る投手、ブレイク・トライネンがすごい

 

現地2018年8月6日、アスレチックスはゲームはありませんでしたが、本日はアスレチックスの話題です。

 

アスレチックスはここのところ絶好調で6連勝中。

 

好調アスレチックスのキーマンは何人かいて、例えば

  • そもそもキャッチャーにジョナサン・ルクロイがいること自体が守りの安定感につながっている
  • 31HRのクリス・デービス(DH)、22HRのマット・オルソン(1B)が相手に脅威を与えている
  • 長短打、選球眼ともにバランスのいいマット・チャップマン(3B)、ジェド・ラウリー(2B)がゲームを面白くしている

(成績は現地2018年8月6日時点)

 

など、活発な攻撃陣の名前が上がります。

 

しかし、守りの方では先発ローテがちょっと弱いんですね。

 

ショーン・マナエアが10勝7敗でチームの勝ち頭なのですが、あとは10勝には程遠い数字。

 

途中加入のエドウィン・ジャクソンが隙間を埋めたり、ここに来てトレバー・ケイヒルの調子が上がってきたりしていますが、それでも”帝国”ヤンキースのローテーションなどとは比較になりません。

 

A’s Rotation stats 2018-08-06
Rk Pos Name Age W L ERA G IP SO/W
1 SP Sean Manaea* 26 10 7 3.38 23 141.1 3.77
2 SP Daniel Mengden (40-man) 25 6 6 4.47 16 90.2 2.89
3 SP Trevor Cahill 30 4 2 3.12 13 75.0 3.26
4 SP Frankie Montas (40-man) 25 5 3 3.75 10 57.2 2.05
5 SP Brett Anderson* 30 2 3 4.64 9 42.2 1.91
6 SP Andrew Triggs (60-day dl) 29 3 1 5.23 9 41.1 2.39
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 8/7/2018.

 

そんな中で、現地2018年8月6日時点で67勝46敗でア・リーグ西地区2位につけ、72勝の首位アストロズに4.5ゲーム差に迫り、ワイルドカード・スポット2枠目内につけているのは何と言ってもリリーフ陣の活躍にあります。

 

下の表はすべてのリリーバー陣の成績です。すべての投手をリストしておりませんが、主要なリリーバーだけでこれだけいて、先発の早期ノックアウトや、重大な局面の対応に当たっています。

 

A’s reliever stats  2018-08-06
Pos Name Age W L ERA G GF SV IP H SO
CL Blake Treinen 30 5 2 0.95 47 38 28 57.0 37 75
RP Yusmeiro Petit 33 5 2 3.10 53 9 0 69.2 58 57
RP Lou Trivino 26 8 1 1.16 45 9 4 54.1 30 62
RP Emilio Pagan 27 3 0 3.52 40 12 0 46.0 41 45
RP Ryan Buchter* 31 2 0 3.65 31 3 0 24.2 24 27
Chris Hatcher 33 3 2 4.24 30 11 0 34.0 39 28
Ryan Dull 28 0 0 5.89 21 3 0 18.1 21 17
Jeurys Familia 28 2 0 0.00 6 1 0 8.0 4 8
J.B. Wendelken 25 0 0 1.59 5 1 0 5.2 4 7
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 8/7/2018.

 

中でもすごいのはクローザーのブレイク・トライネン

 

アスレチックスはこのトレードデッドラインでメッツからジェウリス・ファミリアを獲得しましたが、やはりチームのクローザーはブレイク・トライネンでした。

 

ブレイク・トライネンはもともとナショナルズにいた投手で、ナショナルズの課題であったクローザーも任されかけかましたが、役目を全うできずに2017年途中にオークランドへ移籍してきました。登板試合数自体はこなしていたのですが、最後が任せられないという感じでした。

 

オークランドに行ってだめだったら、選手生命が危ういなと思っていたのですが、それは全く要らぬ心配で、移籍して覚醒しました!

 

もともとの持ち球はファストボール、シンカー、チェンジアップ、スライダー。ファストボールとシンカーが96から99マイルほど出ます。チェンジアップとスライダーがだいたい80マイル後半。

 

今はカットボールを加えています。そのカットボールの効果か、シンカーとスライダーまで鋭さを増しています。

 

これはシンカーです。

X

 

スライダーとシンカーのキレがよくわかる26セーブ目の動画です↓。

 

 

カウント球にカットボールを使うことでコントロールの不安が消えたのだと思います。だから決め球のスライダーもシンカーも腕を振って投げられるようになったと。

 

動画が三振奪取のシーンばかりなので、肝心のカットボールのシーンが見つからず、すみません。

 

ブレイク・トライネンのすごいところはクローザーとしての成績です。

 

セーブ数は28で、両リーグ通じて6位ですが、イニング数はNO.1の57.0。これだけのイニングをこなしながら、ERAが脅威の1点未満、0.95! これはダントツの数字です。

 

Name TM W L SV Gm IP ERA
1 E・ディアス SEA 0 3 42 55 55.0 1.96
2 C・キンブレル BOS 2 1 33 46 46.0 2.35
3 W・デービス COL 1 5 32 50 47.0 4.98
4 K・ジャンセン LAD 0 3 31 50 53.1 2.19
5 A・チャップマン NYY 3 0 29 46 44.0 2.25
6 B・トライネン OAK 5 2 28 47 57.0 0.95

 

アスレチックスはトライネンがこの調子をキープする限り、ポストシーズン進出の可能性が高まります。

 

なお、アスレチックスはナショナルズを癇癪でクビになったショーン・ケリーを獲得し、ブルペン強化を図りつつも、タイガースからマイク・ファイヤーズを獲得し、ローテーションにもテコ入れしています。

 

ビリー・ビーンGMは少ない予算ながらも盤石の体制を整えています。

 

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