The Oakland Athletics entered Monday up 2 1/2 games over the Seattle Mariners for the second wild-card spot in the American League. A fair amount of the A’s success can be tied to closer Blake Treinen‘s asc… https://t.co/r0caQ2HUMG He… https://t.co/X3NekZlleX #nba #nfl #sports pic.twitter.com/f9AaNPB3T1
— GlobalSportsCentre (@GlobalSportsCtr) August 6, 2018
現地2018年8月6日、アスレチックスはゲームはありませんでしたが、本日はアスレチックスの話題です。
アスレチックスはここのところ絶好調で6連勝中。
好調アスレチックスのキーマンは何人かいて、例えば
- そもそもキャッチャーにジョナサン・ルクロイがいること自体が守りの安定感につながっている
- 31HRのクリス・デービス(DH)、22HRのマット・オルソン(1B)が相手に脅威を与えている
- 長短打、選球眼ともにバランスのいいマット・チャップマン(3B)、ジェド・ラウリー(2B)がゲームを面白くしている
(成績は現地2018年8月6日時点)
など、活発な攻撃陣の名前が上がります。
しかし、守りの方では先発ローテがちょっと弱いんですね。
ショーン・マナエアが10勝7敗でチームの勝ち頭なのですが、あとは10勝には程遠い数字。
途中加入のエドウィン・ジャクソンが隙間を埋めたり、ここに来てトレバー・ケイヒルの調子が上がってきたりしていますが、それでも”帝国”ヤンキースのローテーションなどとは比較になりません。
Rk | Pos | Name | Age | W | L | ERA | G | IP | SO/W |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | SP | Sean Manaea* | 26 | 10 | 7 | 3.38 | 23 | 141.1 | 3.77 |
2 | SP | Daniel Mengden (40-man) | 25 | 6 | 6 | 4.47 | 16 | 90.2 | 2.89 |
3 | SP | Trevor Cahill | 30 | 4 | 2 | 3.12 | 13 | 75.0 | 3.26 |
4 | SP | Frankie Montas (40-man) | 25 | 5 | 3 | 3.75 | 10 | 57.2 | 2.05 |
5 | SP | Brett Anderson* | 30 | 2 | 3 | 4.64 | 9 | 42.2 | 1.91 |
6 | SP | Andrew Triggs (60-day dl) | 29 | 3 | 1 | 5.23 | 9 | 41.1 | 2.39 |
そんな中で、現地2018年8月6日時点で67勝46敗でア・リーグ西地区2位につけ、72勝の首位アストロズに4.5ゲーム差に迫り、ワイルドカード・スポット2枠目内につけているのは何と言ってもリリーフ陣の活躍にあります。
下の表はすべてのリリーバー陣の成績です。すべての投手をリストしておりませんが、主要なリリーバーだけでこれだけいて、先発の早期ノックアウトや、重大な局面の対応に当たっています。
Pos | Name | Age | W | L | ERA | G | GF | SV | IP | H | SO |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CL | Blake Treinen | 30 | 5 | 2 | 0.95 | 47 | 38 | 28 | 57.0 | 37 | 75 |
RP | Yusmeiro Petit | 33 | 5 | 2 | 3.10 | 53 | 9 | 0 | 69.2 | 58 | 57 |
RP | Lou Trivino | 26 | 8 | 1 | 1.16 | 45 | 9 | 4 | 54.1 | 30 | 62 |
RP | Emilio Pagan | 27 | 3 | 0 | 3.52 | 40 | 12 | 0 | 46.0 | 41 | 45 |
RP | Ryan Buchter* | 31 | 2 | 0 | 3.65 | 31 | 3 | 0 | 24.2 | 24 | 27 |
Chris Hatcher | 33 | 3 | 2 | 4.24 | 30 | 11 | 0 | 34.0 | 39 | 28 | |
Ryan Dull | 28 | 0 | 0 | 5.89 | 21 | 3 | 0 | 18.1 | 21 | 17 | |
Jeurys Familia | 28 | 2 | 0 | 0.00 | 6 | 1 | 0 | 8.0 | 4 | 8 | |
J.B. Wendelken | 25 | 0 | 0 | 1.59 | 5 | 1 | 0 | 5.2 | 4 | 7 |
中でもすごいのはクローザーのブレイク・トライネン。
アスレチックスはこのトレードデッドラインでメッツからジェウリス・ファミリアを獲得しましたが、やはりチームのクローザーはブレイク・トライネンでした。
ブレイク・トライネンはもともとナショナルズにいた投手で、ナショナルズの課題であったクローザーも任されかけかましたが、役目を全うできずに2017年途中にオークランドへ移籍してきました。登板試合数自体はこなしていたのですが、最後が任せられないという感じでした。
オークランドに行ってだめだったら、選手生命が危ういなと思っていたのですが、それは全く要らぬ心配で、移籍して覚醒しました!
もともとの持ち球はファストボール、シンカー、チェンジアップ、スライダー。ファストボールとシンカーが96から99マイルほど出ます。チェンジアップとスライダーがだいたい80マイル後半。
今はカットボールを加えています。そのカットボールの効果か、シンカーとスライダーまで鋭さを増しています。
これはシンカーです。
スライダーとシンカーのキレがよくわかる26セーブ目の動画です↓。
カウント球にカットボールを使うことでコントロールの不安が消えたのだと思います。だから決め球のスライダーもシンカーも腕を振って投げられるようになったと。
動画が三振奪取のシーンばかりなので、肝心のカットボールのシーンが見つからず、すみません。
ブレイク・トライネンのすごいところはクローザーとしての成績です。
セーブ数は28で、両リーグ通じて6位ですが、イニング数はNO.1の57.0。これだけのイニングをこなしながら、ERAが脅威の1点未満、0.95! これはダントツの数字です。
Name | TM | W | L | SV | Gm | IP | ERA | |
1 | E・ディアス | SEA | 0 | 3 | 42 | 55 | 55.0 | 1.96 |
2 | C・キンブレル | BOS | 2 | 1 | 33 | 46 | 46.0 | 2.35 |
3 | W・デービス | COL | 1 | 5 | 32 | 50 | 47.0 | 4.98 |
4 | K・ジャンセン | LAD | 0 | 3 | 31 | 50 | 53.1 | 2.19 |
5 | A・チャップマン | NYY | 3 | 0 | 29 | 46 | 44.0 | 2.25 |
6 | B・トライネン | OAK | 5 | 2 | 28 | 47 | 57.0 | 0.95 |
アスレチックスはトライネンがこの調子をキープする限り、ポストシーズン進出の可能性が高まります。
なお、アスレチックスはナショナルズを癇癪でクビになったショーン・ケリーを獲得し、ブルペン強化を図りつつも、タイガースからマイク・ファイヤーズを獲得し、ローテーションにもテコ入れしています。
ビリー・ビーンGMは少ない予算ながらも盤石の体制を整えています。
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