ちょっと遅くなってすみません。
ウィルソンのディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーが現地2017年11月10日に発表されました。
受賞者のリストです↓
・C: マーティン・マルドナド(Martin Maldonado), Angels
・1B: カルロス・サンタナ(Carlos Santana), Indians
・2B: DJ・ルメイユ(DJ LeMahieu), Rockies
・3B: ノーラン・アレナド(Nolan Arenado), Rockies
・SS: アンドレルトン・シモンズ(Andrelton Simmons), Angels
・LF: アレックス・ゴードン(Alex Gordon), Royals
・CF: バイロン・バクストン(Byron Buxton), Twins
・RF: ヤジエル・プイーグ(Yasiel Puig), Dodgers
・P: タイラー・チャットウッド(Tyler Chatwood), Rockies
・Best Overall Defensive Player: バイロン・バクストン(Byron Buxton), Twins
・Defensive Team of the Year: ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)
ローリングスのゴールド・グラブ賞は各リーグの各ポジションに与えられる賞で、各チームの監督・コーチが投票します。
どちらからと言うと印象だとか、そういった人が見る要素に左右されるのに対し、このウィルソンのディフェンシブ・アウォードは、セイバーメトリクスで決められるという大きな特徴があります。
もっとも、ローリングスのゴールド・グラブ賞もセイバーメトリクスの要素が入ってはきているようです。このゴールド・グラブ賞は皆欲しい伝統のあるアウォードですから、より適正に選んで欲しいという声があります。
そういった背景もあり、より正確にを目指して設立されたのがこのウィルソンのディフェンシブ・アウォードです。
よって、設立もまだ浅いです。2012年です。非公式のような位置付けから始まり、MLBのサイトに記録として掲載されはじめたのは2014年からです。
使用される指標は以下です。
・defensive WAR(Win Above the rate) 25% 守備での勝利への貢献
・defensive Runs Saved 25% 失点をどれくらい防いだか
・Inside Edge fielding rating 20% 難しい状況での守備
・Inside Edge arm ratings 20% 難しい状況での送球
・fielding percentage 10% 守備率
・※投手と捕手には当てはめる項目が違ってくる
どうカウントするかにも依りますが、さすがに見える化の進んだMLBです。なんとか数値化しようという努力がすごいです。実際、年俸も数字で評価するのが公平ではあると思います。高額ですから、そうでもしないと争い様がありません。
また、両リーグ通じてという点、最優秀賞を一人選出する点、最優秀チームを選出する点も違います。
筆者は最優秀賞はアルトゥーベが受賞するかと思っていました。まあ、これこそ打撃の要素も入った印象投票ですね。
バクストンと同じCFで名手のケビン・キアマイアー(TBR)は2016年に受賞しています。マイク・トラウトはまだ受賞していません。
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