2013年HOFは該当なしへ
こんにちは(^^)
現地時間2013年1月9日、2013年のHOF(ホール・オブ・フェイム:Hall of fame):野球殿堂入りの投票結果が判明し、ビジオ、ボンズ、クレメンスなどそうそうたる候補者がいたにもかかわらず、残念ながら該当なしという結果に終わりました。
野球殿堂とは
野球殿堂とは、MLB(メジャーリーグ・ベースボール)で顕著な活躍をした選手、監督、コーチ、審判、あるいは野球の発展に大きく寄与した人物に対してその功績を称える総称です。
まず投票について簡単にご説明しますと、候補者(元選手など)には以下の要件があります。
- メジャーリーグで10年以上プレーした選手
- そのうち、引退後5年以上経過した選手(原則で例外はあり。)
この候補者をBBWAA(全米野球記者協会)に10年以上所属している約400名ほどの会員が最大10名を記入しての投票で決まるというシステムで、その投票が行われたのが2013年1月9日なのでした。
2013 HOF得票結果
得票率が75%以上を得た選手が晴れて殿堂入りとなったのですが、今回の得票結果は以下の通りです。
Name–得票数–(得票パーセンテージ)–候補として投票された回数
Craig Biggio 388 (68.2%) 1
Jack Morris 385 (67.7%) 14
Jeff Bagwell 339 (59.6%) 3
Mike Piazza 329 (57.8%) 1
Tim Raines 297 (52.2%) 6
Lee Smith 272 (47.8%) 11
Curt Schilling 221 (38.8%) 1
Roger Clemens 214 (37.6%) 1
Barry Bonds 206 (36.2%) 1
Edgar Martinez 204 (35.9%) 4
Alan Trammell 191 (33.6%) 12
Larry Walker 123 (21.6%) 3
Fred McGriff 118 (20.7%) 4
Dale Murphy 106 (18.6%) 15
Mark McGwire 96 (16.9%) 7
Don Mattingly 75 (13.2%) 13
Sammy Sosa 71 (12.5%) 1
Rafael Palmeiro 50 (8.8%) 3
Bernie Williams 19 (3.3%) 2
Kenny Lofton 18 (3.2%) 1
Sandy Alomar Jr. 16 (2.8%) 1
Julio Franco 6 (1.1%) 1
David Wells 5 (0.9%) 1
Steve Finley 4 (0.7%) 1
Shawn Green 2 (0.4%) 1
Aaron Sele 1 (0.2%) 1
Jeff Cirillo 0 (0%) 1
Royce Clayton 0 (0%) 1
Jeff Conine 0 (0%) 1
Roberto Hernandez 0 (0%) 1
Ryan Klesko 0 (0%) 1
Jose Mesa 0 (0%) 1
Reggie Sanders 0 (0%) 1
Mike Stanton 0 (0%) 1
Todd Walker 0 (0%) 1
Rondell White 0 (0%) 1
Woody Williams 0 (0%) 1
今回1番の得票数を計上したのは通算3060安打の元アストロズのクレイグ・ビジオ。
わずかに75%に届かず、今回の殿堂入りはおあずけとなりました。
ずっと候補に上がっているジャック・モリスは今回も殿堂入りとはならず、惜しい結果です。
ボンズ、クレメンスは?
薬物使用疑惑の3名のスター選手の結果は、
通算354勝のロジャー・クレメンス(NYYなど)が37.6%、
歴代最多762本塁打のバリー・ボンズ氏(SFGなど)は36.2%
通算609本塁打のサミー・ソーサ氏(CHC)は12.5%
と私個人が予想していた以上に得票したと思います。アメリカ野球殿堂のスローガンが、「歴史を伝え、偉業を称え、世代を繋ぐ」(Preserving History, Honoring Excellence, Connecting Generations)ということですから、薬物の疑惑が払拭できない限り、今後も難しいでしょう。
クロならどうにもできませんが、、、。
今回初エントリーとなったシリングがクレメンスとボンズよりも得票していることはよかったのではないでしょうか。
バーニー・ウィリアムスが5%以下に
次回以降の記者による投票に弾かれてしまうのは、上の一覧で青字になっている得票率5%以下の選手たちです。
残念なことにバーニー・ウィリアムスとケニー・ロフトンが入っています。
バーニー・ウィリアムスはヤンキース一筋16年。通算安打数は2336、通算打率.297。
ケニー・ロフトンは11のクラブに所属し、17年の現役生活を過ごし、通算安打数2428、通算打率.299。
得票率5%以下の選手たちも一応の救済措置として、ベテランズ委員会で再選考を考慮されることが可能で、候補者として再度、名前を連ねる可能性は残っています。
そして今回惜しくも殿堂入りとならなかったビジオは来年もチャンスはあります。
2014年HOF候補
2014年は、マダックス、グラビンなどが新たな候補者の仲間入りとなります。その動画です↓
お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _*)m
コメント
こんにちは
今年のHOF投票 結果後も色々な意味で例年より盛り上がっているようですねその為かは?ですが新しい薬物検査始めたいらしいです。MLB選手会のリアクションは?
2012シーズン変身した選手たちの中にはBOSからBarry Bonds の元お隣チームに移ったJ R等変身しすぎかと(^^:
MLBは薬物使用に毅然とした姿勢を以前にも増して示すべき時だと思います。
赤とんぼ様
こんにちは。あけましておめでとうございます。
今年も当ブログを可愛がってやってくださいm(__)m
>MLB選手会のリアクションは?
合意した模様ですが、腰が引けている感はします。
次にバレるのは誰だ??というふうに思っている代理人も
多いのではないでしょうか?
>JR
JRって、髪の長いレフティーのアイツのことですよね?彼は雰囲気が若いころのジアンビに似ているので、打って当然というふうに見ていたのですが、なるほど。BOSファンの赤とんぼ様にとってはそういうふうに見えなくもないんですね。
確かにHR数が激増していますね。2011年7HR(BOS在籍時)から2012年は32HRですからね。 荒川道場的な師匠について開眼したから?なんて理由ならいいんですけどね。
見た目もプレースタイルもカッコいいやつなので、そうではないと信じたいところです(^^)
>MLBは薬物使用に毅然とした姿勢を以前にも増して示すべき時だと思います。
仰るとおりです。食事と節制とトレーニングと家族の協力のみで延命してもらいたいです。しかし、MLBでこれなら、NFLなんかむちゃくちゃでしょうね。ちゃんと手を打たないと、誰かがフィールド上で死んでしまうぞと思います。