エルズベリーが1試合5盗塁のクラブレコード
現地2013年5月30日、フィリーズVSレッドソックスのゲームで、レッドソックスのリードオフマン、ジャコビー・エルズベリー(Ellsbury)が1試合5盗塁のクラブ・レコードを達成しました。
メジャー全体での1試合5盗塁は、現在ドジャースにいるカール・クロフォードがレイズ時代に記録した2009年5月3日以来です。この時の対戦相手はレッドソックスでした。
エルズベリーの通算盗塁数
エルズベリーの通算の盗塁数は210個。特に2009年の70個は際立っていますね!成功率の高さも素晴らしいです↓。
Year | Age | 帰還率 | 盗塁機会 | 盗塁数 | 盗塁死 | 成功率 | 2盗数 | 3盗数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007 | 23 | 36% | 50 | 9 | 0 | 100% | 9 | 0 |
2008 | 24 | 46% | 204 | 50 | 11 | 82% | 42 | 8 |
2009 | 25 | 37% | 266 | 70 | 12 | 85% | 56 | 13 |
2010 | 26 | 50% | 22 | 7 | 1 | 88% | 5 | 2 |
2011 | 27 | 36% | 289 | 39 | 15 | 72% | 34 | 5 |
2012 | 28 | 40% | 115 | 14 | 3 | 82% | 9 | 5 |
2013 | 29 | 34% | 102 | 21 | 2 | 91% | 17 | 4 |
7 Yrs | — | 39% | 1,048 | 210 | 44 | 83% | 172 | 37 |
走られまくったエリック・クラッツ
そしてほとんど公開処刑された!?と言っても過言ではないフィリーズのキャッチャー、エリック・クラッツ(Kratz)ですが、メジャーの捕手の動作とすれば、これくらいが標準なのではないでしょうか?
捕球してからセカンドに到達するまでの時間は肩が強い分、まだ速い方だと思います。
ただ、クラッツの動きを見ると、一旦捕球してから送球動作に入っているので、遅いことは否めません。肩の強さに頼っているキライもあります。
また、フィリーズの投手陣も足を上げすぎですね。これではキャッチャーがかわいそうです。日本野球を知るマニエル監督でも、こればかりはどうしようもないようです。(メジャーの投手はクイックをしません。というか、出来ない人が多いと言われています)
ヤディアー・モリーナと比較すると
しかし!!!
投手がどんなに足を上げようが、あるいはどんなに遅いモーションで投げようが、いっさい関係ない捕手がいます。それは現役ナンバー1捕手、カージナルスのヤディアー・モリーナです。
これが世界一の送球の速さです。送球のスピードもさることながら、捕球時のステップにもご注目ください。捕球前にステップに入っています。(※動画は盗塁阻止だけでなく、牽制も入っています。)
いかがでしょうか?↑あらためて見るとやはりすごいですね(^^)
我々がよく知る日本の捕手で言えば、元阪神の矢野さんが捕ってから投げるまでの動きに無駄がないと言われていましたが、ヤディアー・モリーナの場合は、矢野さんと同じ動きをしつつ、あの肩です。しかも走るタイミングを読む力も持っています。やっぱりヤディアー・モリーナは世界一です。
ヤディアー・モリーナとイヴァン・ロドリゲスはどちらがすごいのか?ということも、いつか記事にしてみたいと思います(^^)
クラッツはいいキャッチャーなので、あえてヤディアー・モリーナと比較してみました。フィリーズ・ファンとしてはちょっと胸が痛みますが、、、、。
ゲームの方はレッドソックスが9-2で圧勝。フィリーズ投手陣が崩れてしまいました。
お読みいただき、ありがとうございました
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