7/4に好ゲーム
現地2024年7月4日、メジャー・リーグは独立記念日ということもあり、記念キャップをかぶってのゲームとなりました。今年のキャップはボディーがクリーム色系統でバイザーはネイビーかレッド。バイザーの色はチームカラーに近いもののようでしたが、レッドソックスはネイビーでしたね。ホームとロードでの使い分けということでもなく、Dバックス@ドジャースは双方ともにネイビーでした。
毎年変わるデザインも見るのもなかなかおもしろいものです。
レッドソックス@マーリンズのGm3ですが、非常に面白いゲームとなりました。
ピベッタが7回途中までNO-NO
好ゲームを演出したのはやはりレッドソックス先発のニック・ピベッタということになるでしょう。ニック・ピベッタは得意のナックル・カーブを交えつつ、強いボールを投げていました。
序盤から凡打の山で、ピベッタはとうとう6イニングまでノーヒット・ピッチングを継続。7回裏のマウンドにも立ったピベッタはブライアン・デラクルーズ、ジョシュ・ベルを抑えて2アウト。ノーヒット・ノーランをかなり手元に引き寄せた・・・かと思ったのですが、3人目のヘスス・サンチェスに左中間への大きな当たりを打たれ、これが三塁打に。結局、7回2アウトまでノーヒット・ノーランを継続しました。
記録が途絶えたピベッタでしたが、このイニングをしっかりと抑えて降板。
7イニング、スコアレス、被安打1、BB 0、SO 10という快投を見せました。球数は89球。残り2イニングを投じていたら、110-120球の間になることから、このタイミングでの降板はベターだったと思います。
走るレッドソックス!
打線は好投していたピベッタを援護したいところでしたが、マーリンズ先発のカイル・タイラーも好投。レッドソックス打線はなかなか苦戦させられました。
話は代わりますが、現地2024年6月16日のヤンキース戦は覚えておいででしょうか?この日、レッドソックスはヤンキース投手陣から1試合計9盗塁のフランチャイズ・レコードを樹立。ストローマンのモーションが大き過ぎてガンガン走っていきましたね。
【6/16のNYY戦の盗塁数内訳】
- ジャレン・デュラン:2
- ドミニク・スミス:1
- セダン・ラファエラ:1
- デービッド・ハミルトン:4
- ボビー・ダルベック:1
4日のマーリンズ戦でもレッドソックスは果敢に盗塁を試み、デービッド・ハミルトンが2個、タイラー・オニールが2個、セダン・ラファエラが1個と計5つの盗塁を決めています。今季はなかなか思うように打てず、しかも守備でも粗いところを見せるのですが、走塁を意識し始めてから格段に得点力が上がっています。
初回の先制点はデービッド・ハミルトンの盗塁が活き、ラファエル・デバースの1Bゴロの間に三塁ランナーが還り、1点を先制。6回表にも同じようなパターンで得点。シングルで出塁したデービッド・ハミルトンがタイラー・オニールの四球で二塁に行くと、三塁へ盗塁。そしてやはりデバースが1Bゴロを放ち、その間に1点を追加。もはや、3塁ランナーの還し方がソフト・ボールや軟式野球を見ているようでもあり、なかなか新鮮でした。
J・デュランがサヨナラ負けを阻止
ゲームは2-0とレッドソックスがリードして8回に突入。8回裏、レッドソックスのマウンドにはジャスティン・スレイトゥンが上がりました。今季はなかなかの好投を見せていたスレイトゥンでしたが、この日は1アウトから2つの四球とワイルド・ピッチで1、3塁のピンチを迎えてしまいます。次打者のジョナ・ブライドは三振に斬って取り、2アウトを奪ったところで左打者が続くということでブレナン・バーナディーノにスイッチ。しかし、これが裏目に出ました。
バーナディーノは、2本のタイムリー・シングルを打たれ2-2の同点に。好投ピベッタの勝ちを吹き飛ばしてしまいました。
そして2-2のまま9回裏のマーリンズの攻撃。レッドソックスのマウンドにはケンリー・ジャンセン。ジャンセンは代わりばな、ヘスス・サンチェスにRFへ二塁打を打たれ、サヨナラのランナーを背負ってしまいます。さらに1アウト後、ハビアー・エドワーズにきれいにCF前シングルを打たれ、これで終わったと思いました。ところが、これをCFのジャレン・デュランがドンピシャの送球でホームでアウトに。見事にサヨナラを阻止したのでした。このプレーはマーリンズからチャレンジのリクエストが上がりました。タイミングよりも走路をブロックしていたというチャレンジでしたが、審議の結果、ホームはコール通りにアウト。
12回で決着
2−2のスコアで迎えた延長11回表、レッドソックスはタイラー・オニールとエマニュエル・バルデスのタイムリーで2点を勝ち越し。これで決まったか?と思ったのですが、その裏、ザック・ケリーがが捕まり、ヘスス・サンチェスに2ランHRを打たれ再び同点に(4-4)。前半とは打って変わって、激しいシーソーゲームに。
12回表、レッドソックスは2点を勝ち越し。その裏をザック・ワイザートが1点を奪われるも、見事に抑えきり、6-5でレッドソックスが勝利を納めました。
https://www.mlb.com/gameday/red-sox-vs-marlins/2024/07/04/746043/final/box
レッドソックスはこの勝利で4連勝。47勝目となりました。
コメント