スポンサーリンク

【MLB2024】レッドソックスの新CBOはクレイグ・ブレスローに正式決定

ようやく決まった編成トップのポジション

 現地2023年10月25日、ボストン・レッドソックスは編成トップである新CBO( Chief Baseball Officer)にクレイグ・ブレスロー(Craig Breslow)を採用したことを正式に発表しました。就任会見は現地11月2日に行われる予定です。

 クレイグ・ブレスローは元MLBの投手で、かつてレッドソックスでブルペンを担ったこともあるOBでもあります。今回の採用は最近のトレンドである元選手のフロント・オフィス入りと同じ流れとなり、クレイグ・ブレスローもレンジャーズのクリス・ヤングGM、ホワイトソックスのクリス・ゲッツGM、マリナーズのジェリー・ディポトPOBOらのような仕事ぶりを期待されています。

難航した新CBO探し

 下記の記事にも書かせていただきましたが、レッドソックスはシーズン途中の9月15日にハイム・ブルーム前CBOを事実上解任。この空席はすぐに埋められると思われていたものの、想像以上の大苦戦となりました。

 まず、かなりの有力候補と見られていたマイク・ヘイゼン(現DバックスGM)がDバックスによって早々に契約延長によってブロックされ、そこに端を発して、サム・ファルド(現フィリーズGM)やブランドン・ゴームズ(現ドジャースGM)、キム・アングといった花形GMにも次々と面接を断られる事態に。

 そして面接にたどり着いたのが、ツインズのGMのサド・レバイン、元パイレーツGMのニール・ハンティントン(Neal Huntington)、元ジャイアンツ監督のゲイブ・キャプラー、そして内部からエディ・ロメロ、マイケル・グルップマン、ポール・トボーニら。

 そこから最終的にクレイグ・ブレスローに絞るまでの選考過程は非常に早かったです。

クレイグ・ブレスローとは?

 クレイグ・ブレスローは1980年8月8日生まれの43歳。名門エール大学の出身で、2002年にブルワーズから22巡目で指名されプロ入りしました。デビューはその3年後の2005年7月23日でパドレスで果たしたのですが、どうしてパドレスでのデビューになったかというと、2004年7月にブルワーズからリリースされ、翌2005年3月にFAとしてパドレスとサインしたからでした。パドレスが拾わなければ今のポジションはないわけですから、パドレスにはファンとしても感謝ですね。

 そして2005年オフに再びFAとなったブレスローは2006年にレッドソックスとサイン。これは1度目でこのシーズンは13試合での登板でした。2007年は主にトリプルAで過ごし、2008年シーズン途中にウェーバーでインディアンスにクレームオフされました。ブレスローが本領を発揮するのはこのシーズンからで2008年は49試合に登板。ERAは1.91。

 2009年からはリリーバーとして確固たる地位を築き、60試合以上の登板が続きました。登板数のキャリアハイはアスレチックス時代の2010年で75試合。これだけ投げてもERAは3.01をキープしました。

 そして2012年のトレードデッドラインで当時所属していたDバックスからレッドソックスへ移籍。ここから2015シーズン終了までレッドソックスに在籍。レッドソックスでは1度目の在籍も含めて計5シーズン在籍。202試合、211.0 IPでERAは3.80。

 リリーバーとして需要のあったブレスローは2016年はマイアミ、2017年はツインズ、インディアンスに在籍し、このシーズンがMLBでのファイナルイヤーとなりました。

 メジャー12シーズンで登板試合数は576。162試合平均で毎シーズン68試合に登板したことになります。キャリア通算でBB%は9.3% (MLB平均 8.3%)、SO%は18.2%(MLB平均18.9%)。

 2013年のレッドソックスのWS制覇にも貢献。ALDS、ALCSで計7試合に登板し、ERAは0.00。カージナルスとのWSでは厳しい場面の1ポイントでの登板ゆえ、アウトが奪えなかったゲームもありましたが、貴重な左腕リリーバーとして力を発揮しました。

現役引退後 

 2018年に現役生活を終えたブレスローはカブスのBOの戦略ダイレクターとして契約。その翌年にはdirector of pitching(投手部門の部長クラス)に任命されると、2020年にはジェド・ホイヤーの体制のアシスタントGM昇進し、現在に至ります。

BOSに課題が多い中、手腕に期待 

 ALイーストという非常に厳しい地区で優勝争いと同時に新陳代謝もヘルシーに行って常勝クラブに仕立て上げることを期待されているクレイグ・ブレスローはなかなか大変な仕事を担うことになりました。

 打撃では2023シーズンにコアとなるラファエル・デバースと長期契約。彼を中心に得点力を上げて行くことになりますが、トリストン・カサスとジャレン・デュランがが成長したものの得点ランキングは11位。

 要所で活躍したジャスティン・ターナーはプレーヤーオプションを辞退する可能性が高いと言われており、RBIを稼げるバッターの一人が減る見込みです。アレックス・ベルドゥーゴは調停資格のファイナル・シーズンを迎え、噂ではトレード候補としても考えられています。2024年は肘も癒えたトレバー・ストーリーがどこまで機能するのかも注目ですし、日替わりとなった2Bの固定も急がれます。吉田選手は重要な得点源として考えられており、メジャー2年目のシーズンはかなり期待されるでしょう。捕手はコナー・ウォンとリース・マグワイヤがライバル関係で凌ぎ合っており、ここもこのままにしておくのかも注目です。

 そしてブレスローの得意分野の投手部門は課題が大きいです。タナー・ハウク、ニック・ピベッタ、ギャレット・ウィットロック、クリス・セールそしてブライアン・ベイヨーと数は揃ってはいるものの、2023年のローテーションのERAは22位に終わったことからこの巻き返しが期待されます。

 そして投手力に影響を与えているという点で守備力アップも大きな課題です。

 課題の多かったレッドソックスの現場はブレスローの指揮の下、本来の強さを発揮できるかどうか。選手として当事者であった彼なら、多少の時間は要しても確実に内容のある野球を見せてくれそうな気がします。

OBお墨付き 

 選考のファイナル・ラウンドから時間を要さず、ブレスローに決まった内幕として、レッドソックスはクレイグ・ブレスローとプレーしたことのあるデービッド・オルティズ、ダスティン・ペドロイアら有力なOBの推しがあったことも伝えました。「彼なら良い!」と大きなお墨付きを与えたようです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2026】今永が6回をノーヒット投球!カブスは鈴木誠也が復帰するも、シャットアウト負け
【MLB2026】ジェフリー・スプリングスが7回1アウトまでノーヒット投球!A’sがNYYをシャットアウト!
【MLB2026】大谷は緩急自在の投球でTOR打線を封じる!打っては出塁記録を伸ばすもLADは逆転負け
【MLB2026】ギャレット・クロシェがジェイコブ・ミズロウスキーとの投げ合いを制す!
【MLB2026】ブレーブス@エンゼルス戦で激しめの乱闘が発生!R・ロペスとJ・ソレアーが退場へ
【MLB2026】WSリマッチでドジャースが大勝!大谷が3号HRを放つも、この日の主役はダルトン・ラッシング
【MLB2026】レッドソックス、吉田とアブレイユが活躍するもパドレスに逆転負け!開幕3カード連続で負け越し!
【MLB好プレー2026】ジョー・アデルがHR強奪のハットトリックを完成!捕球後に体がスタンドに雪崩込んだ場合のルールも解説!
【MLB2026】パイレーツのコナー・グリフィンが19歳でメジャー・デビュー!早速、二塁打を放って勝利に貢献
【MLB2026】レッドソックス、ギャレット・クロシェでも連敗を止められず(5連敗)!フェンウェイでの巻き返しに期待
【MLB2026】大谷の「投手フルシーズン」がスタート!球速差28.6mphで6回1ヒッターで初勝利
【MLB2026】ガーディアンズ、ドジャースに黒星をつける!佐々木のシーズン・デビューは4回1失点
【MLB2026】今井の初勝利は次戦に持ち越しへ!3回途中4失点で降板!しかし、強いファストボールは見せる
【MLB2026】ぶっ飛ばしているルーキー4名!C・デローター(CLE)、K・マクゴニグル(DET)、S・スチュワート(CIN)、JJ・ウェザーホルト(STL)
【MLB2026】ブルージェイズ・岡本がメジャー・デビュー!得点のきっかけになる2安打を放ち、勝利に貢献!
【MLB2026開幕】ジェイコブ・ミズロウスキーが11K! 加えてブルワーズ投手陣がメジャー・タイの20奪三振を記録!
【MLB2026】ドジャースは山本が6回2失点でゲームメイクして開幕戦に勝利!大谷も初打席で安打を放つ!
【MLB2026開幕】レッドソックスのクロシェが6回スコアレス投球!リードオフのローマン・アンソニーと代打のマーセロ・マイヤーが勝利に貢献!
【MLB開幕2026】パイレーツのポール・スキーンズが1回持たず5失点!そしてオニール・クルーズのミスを招いたピッチコムのルールも改めて
【MLB2026】MLBレギュラーシーズンでついにABSチャレンジ・システムが稼働!そのルールとは?
【MLB2026開幕】注目のジャイアンツ新監督のトニー・ヴィテロはデビュー戦で初勝利ならず
【MLBプロスペクト2026】スプリング・ブレークアウトが終了!一味違ったSDのイーサン・サラス!そしてATLのギャレット・ボーマン、LADのザック・ルートも際立つ!
【MLB2026契約】カブスとピート・クロウ=アームストロング(PCA)が延長契約に合意間近(更新あり)
【MLB2026】フィリーズ、近い未来のサイ・ヤング賞候補のクリストファー・サンチェスと2032年までの契約延長へ
【MLB2026】オープニング・デイのスターター(開幕投手)が明らかに!スキーンズ、スクーバル、クロシェら指名される!
【MLB2026】まもなく開幕!日本とアメリカとの時差、アメリカ国内の時差をわかりやすくご紹介
【MLB2026】ブルージェイズ、先発に故障が続出!ホセ・ベリオス、シェーン・ビーバーそしてトレイ・イェサベージまで
【MLB2026】WBCでオーストラリア代表となったトラビス・バザーナは開幕ロスターから外れる!
【WBC2026決勝】ベネズエラが初優勝!アメリカはハーパーの2ランHRで追いつくも、勝ち越しを許す
【WBC2026準決勝】イタリア、A・ノラ、M・ローレンツェンを投入するも、リードを守りきれず!ベネズエラがM・ガルシアらの活躍で決勝へ
タイトルとURLをコピーしました